糖質をとり過ぎる危険性

糖質をとり過ぎる危険性

糖質の多いドーナッツ

糖質を摂り過ぎるとどうなる

今日は、糖質の危険性について考えてみます。
糖質はエネルギー源となる主要な栄養素の1つで、摂取してから最も早くエネルギーに変わる即効性のある栄養素です。
砂糖をはじめとした甘いもののほか、ご飯やパンなどの穀物に多く含まれ、このエネルギーが脳やカラダを動かす力となります。
生きていくための主要なエネルギー源となる糖質ですが過剰に摂りすぎると様々な悪影響を引き起こす事が分かっています。 

①慢性炎症を引き起こす

糖質の摂取を続けると体内で起こるのが慢性炎症です。
慢性炎症は自覚症状がない状態で静かに進行し、血管や細胞など、体内のあらゆる場所で問題を起こすといわれています。

以下は慢性炎症による症状の一例です。

   ・癌

   ・血管の病気

   ・倦怠感

   ・うつ症状

   ・免疫力の低下

また、肥満も慢性炎症のひとつです。
皮下脂肪が増えすぎると、悪い物質が溜まって内臓脂肪へ広がることで、周囲の細胞に悪影響を与えてしまいます。

こうしたことから、さまざまな問題の根源が糖質にあるといっても過言ではありません。
ダイエット目的の方だけでなく、誰もが糖質の摂取に気を付けなければならないのです。

 

②老化

糖質は過剰摂取すると、人間の大部分を構成するタンパク質と結合して、老化物質AGEs(糖化最終生成物)を生成します。
このAGEsは強い毒性を持ち、体内の広範囲で以下のようなさまざまな老化現象を引き起こすと言われています。

AGEsの増加は、高血圧や糖尿病、白内障や骨粗しょう症など、加齢に関係するさまざまな疾患の誘発につながります。

また、AGEsは一生涯にわたり体内に蓄積される物質なので、糖質の含有が多い食品を好んで食べている人は注意が必要です。

また、肥満により「いびき」「睡眠時無呼吸症候群」が起こっている場合も、睡眠の質の低下につながります。

 

③睡眠の質が悪くなる

 

日本人の睡眠の質は、世界的に見てもかなり悪いと言われています。
こうしたことも、糖質の摂取が原因のひとつであることが分かっているのです。

糖質の摂取で血糖値が上がって睡眠の質が落ちる。
白いご飯やパンなど、糖質の多い食事をすると血糖値が急激に上昇するため、その上昇した血糖値を下げるためにというホルモンが過剰分泌されます。

食後の急激な眠気や動悸、頭痛などが起こる場合は、インスリンの過剰分泌による低血糖症を引き起こしている可能性があるので注意が必要です。

また一気に上がった血糖値が下がると、カラダは空腹感を覚えまた糖質が欲しくなります。
甘いものを食べると麻薬のようにクセになったりするのはそのためです。

 

④交感神経が興奮状態に

 

糖質を摂取すると交感神経が優位になり、不安や緊張が起こりやすくなってしまいます。
睡眠時には副交感神経が優位になっている必要があるため、睡眠前には、交感神経を活発にさせる糖質を含んだ食べ物は避けるようにしましょう。

またインスリンは別名肥満ホルモンとも呼ばれ、大量に取った余剰な糖質を体脂肪としてため込む働きもあるため、これが肥満にもつながります。
これは内臓脂肪型肥満でさらに悪いことには、この状態が続くとインスリンが効きにくなる「インスリン抵抗性」という状態となり、血糖値を下げるために過剰なインスリンを分泌することとなります。
血糖値、血圧の異常から糖尿病、高血圧、心疾患など様々な生活習慣病につながります。

まさに悪循環です。

 

糖質制限で健康&キレイに!

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